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「ナイアシンアミド」とは?スキンケア成分「ナイアシンアミド」って?

2022年04月19日


ナイアシンアミドとは?スキンケア成分「ナイアシンアミド」って?



ナイアシンアミドは、ビタミンB3の一種であり、美容液や保湿剤に多く含まれている成分。セラミドの生成を促進することで肌のバリアを強化し、水分レベルを維持する働きがあるのだとか。
栄養素ビタミンB₃としてよく知られているナイアシン(ニコチン酸)のアミド(∗1)であり、水溶性の有機化合物です(∗2)。


∗1 アミド(酸アミド)とは、脱水縮合した構造のことを指し、脱水縮合とは化学構造的に分子と分子から水(H₂O)が離脱することにより分子と分子が結合する反応(縮合反応)のことです。


∗2 ナイアシンという名称は、ニコチン酸が有害物質であるニコチンと混同されるのを避けるためにつけられたものであり、ナイアシンはナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)から変換されますが、それぞれの生体内におけるビタミンとしての機能は同じです。


古くから化粧品および医薬部外品成分として広く使用されてきていますが、2018年(推定)に医薬部外品シワ改善有効成分として改めて承認され、医薬部外品シワ改善有効成分として配合されている場合のみ、医薬部外品表示(有効成分)に「ナイアシンアミド」と表示されます(∗3)。


「ナイアシンアミド」は肌に対してどんな効果があるの?


皮膚に対する「ナイアシンアミド」の効果としては…


①紫外線ダメージによるDNA損傷の修復
②抗酸化
③メラニン生成の抑制
④肌荒れの抑制
⑤エネルギー生成の促進

が挙げられます。


上記①②③の効果があることから、美白には「ナイアシンアミド」!と言われているんですね。


参考文献:


(∗1) Cosmetic Ingredient Review(2005)「Final Report of the Safety Assessment of Niacinamide and Niacin1」International Journal of Toxicology(24)(5_Suppl),1-31.

(∗2) 丹野 修(1999)「De novoセラミド合成促進による表皮バリア機能の改善」Fragrance Journal(27)(10),23-28.

(∗3) G Grubauer, et al(1989)「Transepidermal water loss:the signal for recovery of barrier structure and function.」The Journal of Lipid Research(30),323-333.