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高血圧の方は入浴の際に、心臓や血管に負担をかけない工夫を取り入れましょう。

2022年12月27日


血圧が高い人が入浴時に倒れたり、突然死したりしてしまうというケースを、耳にしたことがあるのではないでしょうか。

冬場は入浴前に脱衣所や浴室を温めておきましょう。急な温度の変化は心臓に負担がかかり、心臓発作につながることもあるため注意が必要です。




高血圧の方は入浴の際に、心臓や血管に負担をかけない工夫を取り入れましょう。


1. お湯の温度は39℃~41℃のぬるま湯で

お湯の温度が42℃を超えると、交感神経が優位になって体を覚醒させます。血圧も上がりやすくなるので、高血圧の方は熱すぎるお湯は避けることをおすすめします。お風呂につかる際は、30℃~41℃くらいのぬるま湯に10~15分くらい。副交感神経を優位に導き、血流が増えて、血圧を下げてくれます。


2. 食後1時間以内と飲酒時の入浴は避ける

食後約1時間は消化のために血液が胃に集中し、血圧が下がります。入浴するとさらに血圧が下がり、降圧剤を服用していると、貧血に近い状態になることもあります。消化を妨げる意味でも、食後すぐの入浴は避けたほうがベターです。また、アルコールは同じく血圧を下げるうえに、感覚を麻痺させて事故に繋がる可能性もあるため、飲酒時の入浴は避けましょう。


3. 急激な温度変化を避ける

急激な温度の変化は、心臓や血管に負担を与え、血圧の急変につながります。高血圧の方は、入浴する前に脱衣場を暖房器具で温めておいたり、浴室内はバスタブにお湯を張ったり、温かなシャワーを短時間流すなどして、浴室内外の温度差を調整しましょう。



4. 急にバスタブから立ち上がらない

裸の状態で温度変化を体感しやすい入浴時、高血圧の方はバスタブから急に立ち上がることや、慌ててお風呂場から出る行為は避けるべき。急激に血圧が変化して体の負担となり、脳貧血のような状態になることもあります。お風呂場ではゆったりとリラックスして過ごし、副交感神経を優位に導いてあげることを心がけてください。


5. 降圧剤を服用している人は、血圧を測ってから

高血圧の治療中で降圧剤を服用している方は、入浴前に血圧を測って確認するのも一つの手です。高齢者の方が入浴サービスを受ける前に、血圧を測ることが多いのは、お風呂に入ってさらに血圧が下がると、体調が悪化する可能性があるためです。


これは主に高齢者の話で、若年層・中年層の方はそれほど心配する必要はありません。ただし高血圧を指摘されて降圧剤を服用している場合、若年層や中高年層の方であっても体調によって入浴に配慮したほうが安心です。体調が悪い時には、無理して入浴しないほうが良いでしょう。


6. 高血圧の人は、サウナを避けるべき?

入浴以上に、急激な温度変化が生じるのがサウナです。裸の状態で高温の環境から出入りするため、血圧の乱高下を招き、高血圧の方は特に心臓に負担をかける可能性があります。サウナのあとに、水風呂に入る行為も同様です。


健康な若年層や中年層の方は、過度に心配をする必要はありませんが、医師から高血圧を指摘されている方や降圧剤を服用している方は、無理して入らないほうが良いでしょう。高温のサウナではなく、ぬるめのお湯に10~15分程度つかる入浴をおすすめします。