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顔の保湿力が落ちる原因は?

2023年04月22日


皮膚のバリア機能が低下する一番の要因は乾燥ですが、ここでは、肌の乾燥を引き起こす4つの要因について解説します。




1. 季節・室内環境


空気の乾燥や湿度も、顔の保湿力に影響を与えます。

秋・冬は湿度が低く、乾燥した日が続くため、肌がカサカサするなど肌あれに悩む人も多いのではないでしょうか。

冬だけでなく、夏でも、エアコンの効いた湿度の低い部屋にずっといると、肌は乾燥してきます。

肌に良い湿度は50~60%とされており、室内では加湿器などをうまく使って、湿度をコントロールするのもおすすめです。




2. 生活習慣の乱れ


夜ふかしや不規則な生活、過度なダイエット、偏食などによる栄養バランスの乱れ、過度のアルコール、ストレス、喫煙、運動不足など、生活習慣の乱れが、顔の保湿力を低下させる原因になります。


生活習慣が乱れると、ターンオーバーの周期にも影響を与えます。周期は短くても、長くてもよくありません。紫外線のところでも説明したように、周期が短くなると顔の保湿にとって大切な細胞自体が乾燥し、逆に、長くなると、垢や古い角層細胞が表面に積み重なり、やはり乾燥の要因になります。


また、生活習慣の乱れは、ホルモンバランスの乱れも引き起こします。夜更かしや睡眠不足が良くないのは、ホルモンの分泌に影響を与えるからです。

睡眠中に多く分泌される成長ホルモンは、骨や筋肉の成長だけでなく、皮膚の再生や修復にも関わっています。

肌をすこやかに保つためには、質の良い睡眠を取ることもとても大切です。


3. 肌に合わないスキンケア


保湿力の低下は、間違ったお手入れによっても起こります。

例えば、洗顔時のお湯の温度が高すぎると、肌を守ってくれている皮脂膜まで洗い流してしまい、乾燥の原因になります。


また、化粧を落とす際に肌をゴシゴシこすったり、クリームも塗らずに顔のマッサージをしたり、1日に何回も洗顔したりなど、肌に刺激を与えて傷つける可能性のあるスキンケアも見直した方がいいでしょう。


普段使っている基礎化粧品や、スキンケア方法が、肌に合わない場合もあるため、選ぶ際は自分の肌の状態をよく見極めることも必要です。


4. 紫外線




紫外線は、地表に届く太陽光の中で最も短い波長のもので、3種類あるうち「UV-B」が、皮膚や眼に有害だといわれています。


紫外線というと「肌のシミ」を心配するかもしれませんが、日やけは肌の乾燥も招きます。

皮膚には、すこやかさを保つために定期的に生まれ変わる仕組みが備わっていて、これを「ターンオーバー」と呼びますが、日やけによってターンオーバーのサイクルが短くなり、細胞が未熟なまま育ってしまいます。未熟なままだと、細胞の中でうるおいを保つ成分も少なくなり、細胞自体の乾燥へとつながります。


まとめ


顔の保湿力が落ちる原因は、紫外線や生活習慣の乱れ、肌に合わないスキンケア、加齢、外気の乾燥などさまざま考えられます。うるおいとツヤのある肌を保つためには、紫外線や乾燥などから肌を守り、規則正しい生活をして体調を整えることも大切です。

きれいな肌を目指すためには、日々のスキンケアや生活習慣を見直すことが大切です。スキンケアで身体の外側から整えながら、規則正しい生活で身体の内側からアプローチしましょう。そうすれば、効率よく肌の調子を整えられます。自分にあったスキンケア化粧品を取り入れて、きれいな肌を目指してくださいね。